民法の原則
民法の大原則
民法には、前提となる考え方があるのですが、
今回は二つを紹介します。
①私的自治の原則
契約内容や合意について、私たちが各々決めてもいいですよ~という原則。
会社間の契約なども、会社同士で話し合って契約書を交わします。
また、お金の貸し借り、第三者との契約の内容は、当事者同士で決めるものであり、民法は絶対の規則は規定していません。
その名の通り、自由に契約をしていいですよ~という原則。
例えばアパートの家賃契約は、借りる時に支払う(前払い)ことが多いですが、民法の規定では後払いと書いてあるのです。
民法には後払いと書いてあるのですが、これは守っても守らなくてもいい。
なぜならば、契約内容は各自で自由に決めていいから!なのです。
しかし…契約内容にも漏れはある。そんな時に活躍するのが…
民法です!
例えば、売買契約で
・引き渡し場所、日時
・輸送費の負担
・納期
など、決めますよね。
でも、全部契約時に決めているか?となると、そうではない。
みなさんも、仕事で契約書に書いてないことについて聞かれた時、どう対応するか?交渉したことがありますよね?あれです。
民法では、そんな契約の不備、決め忘れ、合意していない内容について、参照する参考書のようなもの。
先ほどのアパートの家賃で言うと、契約書に前払いと書いてあれば前払いですが、そこを決めていない場合、民法の規定に則って後払いで解決できるのです。
また、各自で好き勝手していいかとなると、大問題になることもあります。
例えば結婚の規定で重婚の禁止です。
奥さんも旦那さんも他の人も納得してるからと言って、一度に二人と結婚することはできない。そこは、民法で最低ラインの基準として設けているのですね。
みんな好き勝手にルールを作れてしまうと、社会の秩序が乱れますから…。
このように法律は、
社会の秩序を守り、一定のルールを規定する。
そのことによって、みんなが気持ちよく暮らせるように決められたものなのです。
他にも所有権絶対の原則などもありますが、
この二つの大原則を押さえました。
行政書士試験合格まで あと375日。
法律の聞き流し勉強
昨日、今日はお出かけをしていました!
車を運転しながら、いつもは音楽を聴いているのですが、
聞き流しで勉強をしようと思い立ち、
YouTubeで聞き流し法律の動画を流していました。
頭に全然入ってこないのですが、
すでに勉強して理解した項目については理解ができる。
聞き流しでは、真新しいことはあまり向かないけれど、
復習するのには最適な方法だったのだな…としみじみ。
聞き流した内容については、
・民法(根抵当、抵当権など)
合計で、3時間も聞き流していることになっていました。
テキストでは分からないけれど、
復習に使える!と勇気を貰えました。
移動時間などは音楽も良いですが、隙間時間として学習にあてる方法として
耳学習はいいですね。
みなさんも、是非試してみてください!
ちなみに、全く理解できなかったとしても、
記憶のどこかでは「一度処理した」という情報は残るので、
やった分だけ得です。
それだけではダメですけどね💦
試験合格まで、あと385日。
法律とは、何か?
こんばんは。
今日は法律とはそもそも何か?について勉強しました。
法律とは?
みなさんは、パッと思い浮かべられますか??
殆どの方は、浮かべられないと思います。
なぜならば、
法律を意識して生活していないから。
法律とは、一言で言うと、
「ひとつの基準(ルール)を設けて、好き勝手に解釈ができないように決めたもの」なんですよ。
廊下を走らないと学生時代の頃、校則だと先生に言われましたよね?
廊下を走らないならば、早歩きあるいはスキップならばいいのか?
許されるのか??
法律というものは、書かれている言葉に対して
解釈の総取り合戦。
個人間の言い争いで解決できるのであれば、私たちはこんなにも苦労していません。
「法」という仲裁がないと、泣き寝入りしてしまうことが殆どです。
本来ならば、そうならないように法律というものは存在するのですが、
私たちは生活でいちいち意識することはありませんよね。
ただ、漠然と、
「裁判になったら印象悪いし、お金がかかる。訴訟はお金持ちのやることだ!」
なんて思ってしまうことも。(聞いてみると、意外にも、身近にこう思っている人は多かったです。)
でも、法が何のために存在するのかっていう観点からすると、
私たちが法律を意識していないって、かなりの損なんですよね。
日本人は、法律で縛らなくても何となく守る人が多いから、秩序がいい。だから、法律の効力を意識しないことが多い。
実際、海外基準で見ると、
法律で縛らなければ、したがってくれない人の方が多いんですよ。
なぜならば、個人主義が強い国が多いから。
そんな人たちの目から見ると、私たち日本人は異常なのです。
コロナ禍の時でさえ、「日本人はみんな律儀に守っている」と異常視されていました。
このように、「みんながちゃんとルールを守っている」国だからこそ、
普段法律というものは、意識しない。
むしろ、意識する方が気が引ける。
でも、そこは法律は何か?を学んでいくことによって、
見方が変わるのだと思います。
最近だと、法律をテーマにしたドラマが多いですよね。
まだ見ていませんが、今期のドラマも弁護士をテーマにしたものがあるそうなので、この休日に見たいと思います。
法律とは何か?
ひと言で纏めるのはまだ難しいので、いつか原落ちする時がくるのでしょうか?
試験合格まで、あと387日。
行政書士合格までの道
初めまして!榎本です。
この度は、当ブログに足を運んでくださり、ありがとうございます。
さて、ブログの説明についてですが、
当ブログは一言で表すと、
「法律初心者が行政書士を目指す」
というブログです。
目標は、2024年の11月の行政書士本試験。
今からだと、1年と1か月の計算になります。
行政書士という資格は、法律分野の国家資格の中では、
基本的に取りやすい資格と言われています。
合格率は、10%前後を推移。
弁護士や司法書士はもっと難関で、数%の世界ですから、
行政書士は「法律関連の国家資格の登竜門」もしくは「入口」と言えるかもしれませんね。
そんな難関な資格に、
法律初心者が飛び込むとどうなるのか?
そんな受験勉強の日記として、記録していきます。
また、勉強記録だけではなく、アウトプットの場としても考えています。
初心者である私が、一から法律知識を勉強し、コラムを書くことで、
同じように法律初心者にとって、分かりやすい説明になることと思います。
そのため、法律解釈について、
「この点が違うよ!こうだよ!」と見つけてくださったら、
コメントにて連絡していただけると嬉しいです。
それでは、初心者が来年の行政書士試験に合格するまでの道のり。
スタートです!!
令和6年度試験日:2024年11月10(日)
合格するまであと388日。